インプラント

インプラントとは

歯を失ってしまった、抜けてしまった部分などの状態の際に、人工の歯を埋め込む治療を指します。最近「インプラント」という言葉は一般的になってき ているので、ご存知の方も多いと思います。歯を埋めるということは痛い、怖い・・・などの不安もあることと思います。
しかし「インプラント」とは、何かを「埋める」ことを意味する言葉で、医学の世界では整形外科の人工関節などを骨に埋め込む治療で多くの実績があります。 歴史的に人間は、失った自分の体の一部を何かで補うことを考え続けてきました。歯においても40年以上の臨床実績があり、安心していただけると思います。

インプラントのメリット・デメリット

インプラントのメリット

◆ 安定したかみ合わせを保つことが可能
◆ 失った歯の数が多くても、かみ合せの力が回復します
◆ 自分の歯のように見た目がきれいにできる点
◆ 適切なケアにより数十年保つことも可能です

インプラントのデメリット

◆ ある程度、治療期間が長期である点(術式、症状により短期も可能となりました)
◆ 状態によっては手術をできず、インプラントを適用できない場合がある点
◆ 1本単位の価格なので、比較的費用が高額になってしまう点
◆ 来院した上での定期メンテナンスが必要な点

術前の注意点

体の状態について

インプラント手術には外科的手術を伴います。ですので、体の状態から持病(高血圧症、 心臓疾患、糖尿病、脳疾患など)については、事前に必ず担当の歯科医師にお伝え下さい。 持病の症状によっては、該当の主治医に手術のことを相談、 意見を求めることもありますのでご了承ください。

服用される薬について

日常服用されている薬がある方も事前に担当医師へお伝え下さい。 場合によって手術前に服薬を控えてもらうことがありますのでご了承ください。 (例:向精神薬、経口避妊薬、動脈硬化の薬、糖尿病の薬、など)

術後の注意点

止血

手術当日は、なるべくうがいをしないようにして下さい。 通常1 日くらい、唾液に血が混ざりますが、出血が多いときは清潔なガーゼなどを傷口にあてて、 しばらく噛んで下さい。もし、それでも出血がある場合にはご連絡下さい。

痛み・薬

手術直後に鎮痛剤を飲んでいただきます。その後痛みが出るようでしたら別途鎮痛剤を 服用して下さい。 その際の飲み方は医師の指示に従っていただき、痛みがなくても鎮痛剤以外の処方された薬は、 体に腹痛・下痢・などの変調(がない限りは指示通りご服用下さい。

食事

事は、麻酔が完全にきれてから、軟らかいものを反対側で噛むようにしてください。 両方の歯をインプラントしたかたは、気をつけて食事してください。また、 刺激物はなるべく避けるようお願いします。

腫れ・内出血斑

人によって、顔の腫れや青アザが出ることがあります。腫れは 2 ~ 3 日目がピークになる 場合が多く、その間は冷水で湿布してください。ただし、氷などの特別に冷たい湿布は、 逆に治癒を悪化させる可能性がございます。ご注意ください。

その他の注意事項

・お風呂は長時間は避け、シャワーにして下さい。
・飲酒・喫煙は少なくとも2 週間は控えて下さい。
・手術の前まで使用されていた義歯は、できれば使用しないで下さい。
・術後、 2 ~ 3 日間は過度な運動は避けて下さい。
・処置した所をしばらくは指や舌でさわらないで下さい。
・食後、就寝前には、処方された薬剤で消毒して下さい。
・傷口に強い力をかけないで下さい。

術後のメンテナンス

インプラントは、人工といっても天然の歯と同様のメンテナンスが必要となります。 より長持ちさせるために、しっかりとブラッシング指導を受けて、日々磨くことが大切です。 また、プロである歯科医師 の検診を定期的(年に3回程度以上)受けることをお勧めします。

アフターケアとインプラントの寿命

・インプラントでのかみ合わせに問題がないか、負荷がかかってないかがポイントのひとつです。
・メンテナンスが良好であれば、 10年から20年は 95 %以上の確率で 維持できるものです。
・日ごろのブラッシングや定期検診、メンテナンスの心がけで、インプラントの寿命が変わります。

定期検診の重要性

イ ンプラント治療が終わったからといって、そのままでインプラントが一生機能するわけでは ありません。インプラントを長持ちさせるには様々な努力が必要になります。例えば、 インプラント周囲組織の炎症を防ぐこと、歯石・歯垢などの汚れが付着してないか、 上部構造(かぶせもの)の状態は問題ないか、などが重要になります。そのためには、日頃から、 家庭内でしっかりとブラッシングをするとともに、定期的にプロに相談し、 検診を受けるようにしましょう。